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今から14-5年前10代の僕は雪の上をキャンプ道具を 背負って歩いてみたかった。探検家で医師の関野吉晴さんが グレートジャーニーという冒険の中でパタゴニアの氷河を 橇に荷物を載せスキーで歩いているスペシャル番組を見て ひとり感動した。僕のスキーの原点はここにあると思う。 斜面を滑り降りる技術やパウダーの魅力なんかは まだまだしばらくあとに気づいたことだった。 で、天気もいいしみんなで歩こうかとということでおっさん5人で 革靴の紐を締め細い板をかるーく担ぎお昼のカップラーメンを バックパックに押し込んで出かけてきました。 板とブーツは滑ることよりも歩くことを目的として作られ 軽やかに雪原を歩くことができ、ハードな道具に比べると 不安定だがばっちりターンもこなす優れた組み合わせ。 今日は林道をテクテク上り詰めていくことにした。最近気になる 山の樹木を図鑑片手に調べつつ、北向きの斜面があれば テレマークターンを刻みながら滑り降り、おっさん5人は ニヤニヤしながら山の中で遊びます。 普段はさっさとエナジー補給の目的になるお昼休憩も 調子の悪いMSRをいじりながらカップラーメンをゆっくり食べたり しちゃいます。 滑るのも楽しいけれど、別に滑らなくてもいいスキーって やっぱりテレマークの幅広い魅力だと思います。 関野さんがパタゴニアをスキーで歩いていなかったら 僕はスキーなどせず冬はコタツに入って漫画ばっかり読んでいたかもしれません。 ありがとうございます。
by the-surface
| 2009-01-30 13:21
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